2日、日本フットボールリーグ(JFL)第27節の3試合が行われた。 ◆栃木C 4-3 沖縄 首位・栃木シティがホームで沖縄SVとの打ち合いを制す。19分にMF岡庭裕貴の直接FKで先制後、23分、25分と立て続けの2失点で逆転されるも、42分…

2日、日本フットボールリーグ(JFL)第27節の3試合が行われた。

◆栃木C 4-3 沖縄

首位・栃木シティがホームで沖縄SVとの打ち合いを制す。19分にMF岡庭裕貴の直接FKで先制後、23分、25分と立て続けの2失点で逆転されるも、42分にエースFW吉田篤志のヘディング弾もしくはオウンゴール(※)で同点とする。

(※)JFL公式サイトは吉田の得点と表記

後半に入って両軍とも1点ずつで3-3。迎えた75分、沖縄のDF松下大祐が自軍ボックス内での決定機阻止により、1発レッド。栃木Cは吉田がPKを沈めて今試合3度目のリードとなった。

雨でぬかるんだピッチに苦しむ様子もあった両チームのファイトは、最終的に数的優位でゲームを締め括った栃木Cの勝ち。また一歩、J3リーグ入会に前進した。次節は関東1部時代からのライバル・ブリオベッカ浦安と対戦する。

◆Honda 1-2 高知

2位・高知ユナイテッドSCが6試合ぶりの白星。“門番”Honda FCとのアウェイゲームに臨み、圧倒的劣勢下の35分、最終ラインからのロングスルーパス1本で裏抜けしたDF吉田知樹がGKとの一対一を制して先制点に。

後半に入って追いつかれ、ゲームは前半にも増して劣勢に。それでも80分、前がかりになったHondaの陣地へ押し上げ、最後は途中出場のFW東家聡樹が右足を一閃。高知は6月22日の第13節・新宿戦以来となる複数得点だ。

その後、相手守備陣の目線を左右へ揺さぶる術に長けたHondaの攻撃が加速し、なんとか逃げ切った高知。栃木Cとの勝ち点差は埋まらずも、「久々の白星、複数得点」である。

◆ソニー 1-0 新宿

一方、下位では残留争い中の14位・クリアソン新宿が、ソニー仙台FCにウノゼロ負け。24分、後ろ向きの守備を強いられた状態から、ソニーの3列目から走ったMF伊藤綾汰に寄せきれず、ボックス外よりミドルを叩き込まれた。

今季を通じて得点力が課題の新宿は、前節・マルヤス戦でようやく今季2度目の複数得点。しかし、今回はネットを揺らせず、2試合ぶりの黒星に。自動降格こそない今季のJFLだが、新宿は開幕から厳しい戦いを抜け出せずにいる。

◆第27節

11月2日(土)

栃木シティ 2-2 沖縄SV

Honda FC 0-1 高知ユナイテッドSC

ソニー仙台FC 1-0 クリアソン新宿

11月3日(日)

レイラック滋賀 vs FCティアモ枚方

横河武蔵野FC vs ヴィアティン三重

ヴェルスパ大分 vs ミネベアミツミFC

ラインメール青森 vs FCマルヤス岡崎

アトレチコ鈴鹿 vs ブリオベッカ浦安

◆暫定順位表

1位 栃木シティ | 勝ち点57 | +22

2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点52 | +14

3位 レイラック滋賀 | 勝ち点44 | +20

4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点42 | +5

5位 Honda FC | 勝ち点41 | +8

6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点40 | ±0

7位 沖縄SV | 勝ち点38 | +6

8位 FCティアモ枚方 | 勝ち点38 | -2

9位 ラインメール青森 | 勝ち点35 | +5

10位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点35 | +2

11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点33 | +1

12位 ソニー仙台FC | 勝ち点33 | -4

13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点26 | -9

14位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -23

15位 クリアソン新宿 | 勝ち点22 | -23

16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点18 | -22