世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」は1日、2021年の東京オリンピック(五輪)陸上男子20キロ競歩で銀メダルを獲得した池田向希(こうき)(26)=旭化成=に対し、ドーピング違反の疑いで暫定的な資格停止処分を科し…
世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」は1日、2021年の東京オリンピック(五輪)陸上男子20キロ競歩で銀メダルを獲得した池田向希(こうき)(26)=旭化成=に対し、ドーピング違反の疑いで暫定的な資格停止処分を科したと発表した。
AIUによると、血液などのデータを蓄積し、数値の変化を継続的に調べる「生体パスポート」で疑わしい数値が示されたという。複数の海外メディアは、血液を抜いて保存し、血液量が回復した後で体内に輸血で戻す「血液ドーピング」の疑いがある、と報じている。
池田は静岡県浜松市出身。東洋大2年だった18年に世界競歩チーム選手権で優勝し、翌年のユニバーシアードも制覇。22年世界選手権では銀メダルを獲得した。今夏のパリ五輪では7位入賞だった。