パリ五輪スポーツクライミング女子複合で4位に入賞した森秋彩選手(茨城県つくば市在住)が1日、県庁に大井川和彦知事を訪ねた。2028年ロサンゼルス五輪出場をめざすといい、「多くの人に感動を与える登りをして、メダルを獲得したい」と語った。 パ…
パリ五輪スポーツクライミング女子複合で4位に入賞した森秋彩選手(茨城県つくば市在住)が1日、県庁に大井川和彦知事を訪ねた。2028年ロサンゼルス五輪出場をめざすといい、「多くの人に感動を与える登りをして、メダルを獲得したい」と語った。
パリ五輪では後半のリード種目で1位に輝いたものの、前半のボルダー種目での7位が響き、メダルにあと一歩届かなかった。高い位置に設けられたホールドをつかもうと何度も跳び上がる小柄な姿に、ネットなどで「大柄な欧州選手らを利する設定で、不公平だ」との声が沸き上がった。
森選手は「私の実力不足です。技術や筋力があればクリアできたはず。弱点を見直し、次へつなげる貴重な経験になった」と冷静に振り返った。
課題として「筋力」を挙げ、「持久力という長所を生かしつつ、単純な筋力だけでなくダイナミックで、多様で、立体的な動きができるようしっかり練習したい」と話した。
大井川知事は「パリの経験を踏まえて前を向いている姿勢が素晴らしい。大活躍を確信しています」とたたえた。(中村幸基)