ロッテからドラフト6位指名を受けた日本生命・立松由宇内野手(25)は1日、プロ入りへ熟考を続ける意向を明かした。「パーセンテージでは表せないが、前向きに考えています」。ドラフト会議から1週間後のこの日も、報道陣の前で熟考継続を公言。指名あい…
ロッテからドラフト6位指名を受けた日本生命・立松由宇内野手(25)は1日、プロ入りへ熟考を続ける意向を明かした。「パーセンテージでは表せないが、前向きに考えています」。ドラフト会議から1週間後のこの日も、報道陣の前で熟考継続を公言。指名あいさつの取材で前向きながらも、決断を先送りする方向を口にした。
社会人4年目の立松は千葉県出身。藤代(茨城)から立正大を経て、日本生命に入社。シュアなバッティングでレギュラーをつかんだ。「人生で一番大事な時だと思うので、自分の素直な気持ちを見つけたい。監督とゆっくり時間をかけて相談して決めたい」。ドラフト直後の会見では慎重に言葉を選びながら、熟考の末に決断したいと心境を明かしていた。
日本生命からのドラフト指名は、23年に立松と同期の又木鉄平投手(25)が巨人5位で指名を受けたのに続いて2年連続。ロッテからの指名は、今季限りでの現役引退を表明した「アジャ」の愛称で親しまれた井上晴哉内野手(35=13年5位)以来だった。
◆指名拒否 過去10年で指名を受けたが入団を拒否した選手は、支配下ドラフトで1人、育成ドラフトで2人。支配下ドラフトでは16年に山口裕次郎投手(履正社)が日本ハムから6位指名を受けたが、順位が低かったこともあり拒否してJR東日本に進んだ。育成ドラフトでは14年中日1位の佐藤雄偉知投手(東海大相模)が拒否してホンダ鈴鹿へ、15年巨人3位の松沢裕介外野手(四国IL・香川)は拒否した後、翌16年に再び巨人から育成8位で指名され入団したケースがある。