今夏のパリ五輪女子板飛び込みに出場した榎本遼香選手(栃木トヨタ)ら、宇都宮市にゆかりがある五輪選手に市長特別賞が贈られた。 榎本選手は2021年の東京大会に続く2大会連続の五輪出場で、板飛び込み準決勝に進出した。「有観客の本当の五輪を経験…

 今夏のパリ五輪女子板飛び込みに出場した榎本遼香選手(栃木トヨタ)ら、宇都宮市にゆかりがある五輪選手に市長特別賞が贈られた。

 榎本選手は2021年の東京大会に続く2大会連続の五輪出場で、板飛び込み準決勝に進出した。「有観客の本当の五輪を経験してみたいと思っていた。戦いの場ではなく、自分自身の思いを表現する場という、これまでと違った飛び込み競技の魅力をパリの舞台で感じた」と述べた。

 今後については「選手としてやるか、次世代育成の方にいくか、まだ決めかねている」というが、「どちらにしても、栃木の飛び込みを盛り上げていきたい」と競技の発展に力を尽くすと述べた。

 また比江島慎(バスケットボール男子)、狐塚美樹(ホッケー女子)、佐藤風雅(陸上男子)の3選手にも贈呈された。比江島選手は「今度は宇都宮ブレックスとして優勝し、市民のみなさんに喜んでいただきたい」、狐塚選手は「もっと日本のホッケーを盛り上げられるよう、頑張っていきたい」と抱負を語った。(津布楽洋一)