J2・6位で、J1昇格プレーオフ圏内(3~6位)をキープするベガルタ仙台は10月31日、次節の14位・熊本戦(4日、えがおS)に向けて、仙台市内で約1時間30分汗を流した。前節の愛媛戦(10月27日、2〇0)で4月13日以来となるフル出場…
J2・6位で、J1昇格プレーオフ圏内(3~6位)をキープするベガルタ仙台は10月31日、次節の14位・熊本戦(4日、えがおS)に向けて、仙台市内で約1時間30分汗を流した。前節の愛媛戦(10月27日、2〇0)で4月13日以来となるフル出場を果たしたMF工藤蒼生(24)は「90分通してのプレーはまだまだ。ムラをなくして自分の良さを出していきたい」と意気込んだ。
ボール保持率がJ2で一番高い熊本を相手に、中盤を支配する。巧みなビルドアップをしてくるチームに「引きすぎると相手の思うつぼなので、守備をはめにいきたい」と工藤蒼。「一人で相手二人を見られるようなポジションを意識してボールを奪いたい」とパスを封じ、自分たちの流れをつくる。
この日の全体練習後にはボランチとFW陣が居残り、ミドルシュートの練習を行った。阪南大では監督から「シュートを打つな」と言われたほど苦手意識もあるが「そこを乗り越えないといけない」。ズバッと決まらなくてもセカンドボールが生まれるよう、無回転を意識して打ち続けた。
今季も残り2節。他会場の結果を気にせず勝ち続けるだけ。「ゴリさん(森山監督)が言うように毎試合が決勝戦。アウェーでもサポーターがたくさん来てくれるので、喜びを分かち合えるように勝ちたい」と、今季3度目の3連勝を成し遂げる。(山崎 賢人)