11月3日に開かれる第56回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)に、中国四国代表として初出場する岡山大学の選手3人が24日、岡山市北区の朝日新聞岡山総局を訪れ、本番に向けて意気込みを語った。 大会は、…

 11月3日に開かれる第56回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)に、中国四国代表として初出場する岡山大学の選手3人が24日、岡山市北区の朝日新聞岡山総局を訪れ、本番に向けて意気込みを語った。

 大会は、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間106.8キロで争われる。

 岡山大は、監督を置かない学生主体のチーム。スポーツ推薦はなく、勉強との両立のため全体練習(2~3時間)は週4日に限られる。それでも、学生駅伝の強豪・青山学院大から、2年前に編入した石鍋颯一選手(4年)が考えた練習メニューをこなし、この1年でチーム力をつけた。9月の中国四国地区選考会で1位に輝き、初の伊勢路行きを決めた。

 創部75年の今年、出雲駅伝とあわせ学生3大駅伝の2大会の出場権を初めて獲得。福永伸之介・陸上競技部長距離パート長(3年)は「勢いはどの大学にも負けない。伊勢路を駆け抜けたい」と意気込んだ。4校が出場する国立大の最上位が目標だという。

 長谷工グループからは、同社がつくる「たなかみ米」1俵の目録が贈呈された。大学名が入ったデザインのミネラルウォーターも提供される。(勝亦邦夫)

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 岡山大陸上競技部は12月7日まで、駅伝強化のための資金をクラウドファンディングで募っている。目標額は310万円。全日本大学駅伝に出場する選手やサポート、応援のメンバーらの旅費や来年度の春季強化合宿の移動費にあてるという。詳細はサイト(https://readyfor.jp/projects/okadai_zennihon)で。