楽天松田啄磨投手(22)が29日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸750万円でサインした。大産大から23年ドラフト5位で入団。今季はルーキーで唯一の開幕1軍入りを果たした。5月に左内腹斜筋損傷で一時戦線を離れたが、…

楽天松田啄磨投手(22)が29日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸750万円でサインした。

大産大から23年ドラフト5位で入団。今季はルーキーで唯一の開幕1軍入りを果たした。5月に左内腹斜筋損傷で一時戦線を離れたが、7試合に登板して0勝0敗、防御率3・60。「1年間通じて経験できたことを来年に向けて、このオフシーズンにしっかりやっていければなと思います」と力を込めた。

長丁場のプロ野球の洗礼を受けたという。直前まで宮崎でのフェニックスリーグに参加していたこともあり「疲れていても、これが疲れとか分からないぐらいまで来たので。あらためてプロ野球で長くやられている選手のすごさを実感したなという感じです」と脱帽した。

大産大時代には、1学年下で中日ドラフト1位の関大・金丸夢斗投手(21)とオープン戦で対戦経験があるという。「捕手がキャッチャー練習をするぐらいの勢いで。コントロールも良くて、フレーミングがあると思うんですけど、キャッチャーがその練習をしているんじゃないかというくらいずっと低めに来ていたんで。高めにいけば抜けたボールではなくてつり球。これはドラ1間違いないなと思いました」と回想した。

先発への思いも強い。1軍では中継ぎを担ったが「やるからには自分は先発で勝負したいのはある。球威がない分、パワー投手ではないので中継ぎでチームに勢いをもたらすことは自分はできないのかなと思っているので、先発で緩急を使いながら、勝負できたらと思います」と意気込んだ。(金額は推定)