奈良県高校駅伝競走大会(県高校体育連盟など主催)が27日、橿原市の県立橿原公苑の外周コースであった。男女ともに智弁学園奈良カレッジが8年連続8回目の優勝を果たし、京都市で12月22日に開かれる全国大会への出場を決めた。 第75回の男子(7…
奈良県高校駅伝競走大会(県高校体育連盟など主催)が27日、橿原市の県立橿原公苑の外周コースであった。男女ともに智弁学園奈良カレッジが8年連続8回目の優勝を果たし、京都市で12月22日に開かれる全国大会への出場を決めた。
第75回の男子(7区間、42・195キロ)は合同を含めた14チームが出場。智弁学園奈良カレッジは全員が区間賞の走りで、2時間9分51秒。2位の奈良育英と6分3秒の差をつけ、強さを見せつけた。和田拓真主将(3年)は「優勝できたのはうれしいけれど、全国相手にはまだまだ追いついていない。去年の全国大会を経験した3年生はタイムを縮めて、1秒でも上位に続いていけるように練習したい」と話した。
第40回の女子(5区間、21・0975キロ)は合同を含む9チームが走った。智弁学園奈良カレッジは全区間で首位を守り、2位の奈良育英に2分58秒差の1時間12分25秒でゴール。渡辺歩花主将(3年)は腰のけがで県大会には出られなかったが、歩道から声援を送った。アンカーを務めた森本杏さん(1年)は「初めての高校駅伝で緊張したけれど、優勝できてよかった。全国大会はチーム最高順位の28位を超えること。体力をつけて目標タイムに近づけるよう頑張りたい」と意気込んだ。
同校の寒川(そうがわ)正悟監督(67)は「男子も女子も1区がいい流れを作ってくれて、(例年より)暑い中なんとか最後までつないでくれた。全国大会はスタートから(ペースが)速いので、流れに乗って粘る走りを練習していきたい」と話した。
男女とも上位6チームは近畿大会に出場する。2~6位は次の通り。
【男子】(2)奈良育英(3)奈良(4)西大和学園(5)畝傍(6)添上
【女子】(2)奈良育英(3)奈良(4)郡山(5)帝塚山(6)畝傍(佐藤道隆)
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〈おことわり〉当初配信した記事で、写真を掲載した智弁学園奈良カレッジのアンカーの氏名を誤りました。正しくは「土肥星太選手」でした。