大リーグは25日(日本時間26日)、開催120回目を数えるワールドシリーズが幕を開ける。渡米7年目で初出場となるドジャースの大谷翔平は24日、ロサンゼルスの本拠で報道陣の取材に応じ、「ファンの歓声や熱気をすごく楽しみにしている。それを力に…

 大リーグは25日(日本時間26日)、開催120回目を数えるワールドシリーズが幕を開ける。渡米7年目で初出場となるドジャースの大谷翔平は24日、ロサンゼルスの本拠で報道陣の取材に応じ、「ファンの歓声や熱気をすごく楽しみにしている。それを力に変えられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 ニューヨークを本拠とし、最多27度の優勝を誇るアメリカン・リーグ覇者のヤンキースと、ナショナル・リーグを制したドジャースの顔合わせは43年ぶりで、史上最多の12度目。東西の2大都市を代表する伝統球団同士の好カードで、日米のファンがシリーズの成り行きを見守っている。大谷以外にも、ベッツ、フリーマン(ともにドジャース)、ジャッジ、スタントン(ともにヤンキース)と、両軍合わせて、過去最多5人のMVP受賞経験者が出場する。

 大谷は「特別な試合だと思う。なるべく冷静にプレーしたい」と、平常心で挑むと強調した。ともにリーグ最高勝率でポストシーズンに進み、ワールドシリーズ進出を果たした。打線はそろって強力だが、先発投手陣の層の厚さではヤンキースが優位といえる。