<プロ野球ドラフト会議>◇24日オリックスが当初の6巡目指名を取り下げるハプニングがあった。指名の順番が回ってきたが、選手の名前がなかなかアナウンスされない。NPB関係者がオリックスのテーブルへ赴き、20分ほど話し込んだ。最終的にアナウンス…

<プロ野球ドラフト会議>◇24日

オリックスが当初の6巡目指名を取り下げるハプニングがあった。

指名の順番が回ってきたが、選手の名前がなかなかアナウンスされない。NPB関係者がオリックスのテーブルへ赴き、20分ほど話し込んだ。最終的にアナウンスされたのは、NTT東日本の片山楽生投手(22=白樺学園)だった。

会議後、NPBは報道陣に次の通り説明した。NPBはドラフト会議にあたり、高校・大学のプロ志望届を提出した全選手や、社会人で所定の在籍年数が経過し指名対象になった選手など、指名の可能性がある選手をパソコン上に広くリストアップしている。各球団はそのリストの選手をクリックすることで、指名手続きをスムーズに行えるようにしている。まれに、いわゆる隠し球などリストに載っていない選手が指名される場合もあるが、そのときは手入力しているという。

今回、オリックスが指名しようとした選手は、そのリストに載っていない選手だった。NPBが確認したところ、ルール上、指名対象ではない選手と判明。そのことをオリックス側に説明したところ、取り下げに至った。指名対象ではない理由は、報道陣には明らかにされなかった。

オリックス湊球団社長は「もう納得して(取り下げた)」と話した。