阪神は21日、来季の監督、コーチの陣容を発表した。ヘッドコーチは設けずに藤本敦士総合コーチ(47)を置き、1、2軍とも投打でチーフ制を敷いた。 嶌村球団本部長は総合コーチの役職について「常に監督の横にいる感じで相談しながらやっていく。総合…

 阪神は21日、来季の監督、コーチの陣容を発表した。ヘッドコーチは設けずに藤本敦士総合コーチ(47)を置き、1、2軍とも投打でチーフ制を敷いた。

 嶌村球団本部長は総合コーチの役職について「常に監督の横にいる感じで相談しながらやっていく。総合コーチということで全体的(に見る役割)なんですけれども、例えば投手コーチなら、投手コーチと総合コーチと監督で、監督の方にも(報告を)上げやすいという形になってくる」と説明。チーフ制については「それぞれに2人制で、より担当部門で責任を持ってやっていった方がいい」と狙いを明かした。

 平田勝男2軍監督(65)は3年ぶり4度目の就任。和田豊1・2軍打撃巡回コーディネーター(62)は新設で、ユニホームを着て打撃指導にあたる。

 今回は藤川新監督と同世代の40代だけでなく、30代、50代、60代と1、2軍ともにバランス良く配置。嶌村球団本部長は「組織作りをする時に、ベテランと中堅と若手、名前を変えれば老壮青っていうのを意識しながら」と“藤川内閣”の特徴を説明した。