「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース10-5メッツ」(20日、ロサンゼルス) ドジャースが2020年以来、4年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。ベンチを飛び出した大谷翔平は後ろを振り向き、スピードを緩めて右手をあげた。視線の先…

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース10-5メッツ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースが2020年以来、4年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。ベンチを飛び出した大谷翔平は後ろを振り向き、スピードを緩めて右手をあげた。視線の先には右足首を痛め、この日の試合を欠場したフリーマンが。足を引きずりながら笑みを浮かべて向かうベテランの肩を支えて、一緒に歓喜の輪へと向かった。

 到着するとベッツと抱擁をかわし、大谷が笑みを浮かべながら見つめた。記念撮影では両手を掲げたり大声で吠えて喜びを爆発させたチームメートを見守るように控えめに立ち、拍手で祝福した。トロフィーの贈呈時も、中心にフリーマンの姿はなかったが、後方で闘病中の三男マックス君を抱っこし、ほほ笑んでいた。

 フリーマンは「ワールドシリーズ進出を決めて、素晴らしい気持ちだよ。ブルペンも素晴らしい働きをした」と笑顔。足首のケガにも関わらず、ポストシーズンに出場したことについて、チームメートへのメッセージになった、と問われると「そうだね、そういう気持ちだった。チームメートには感謝している」と微笑みながら話し、「金曜日には戻ってこられるよう祈ってる(希望している)。ベストを尽くすよ」とヤンキースとのワールド・シリーズ初戦の25日(日本時間26日)にカムバックすることを願っていた。

 フリーマンの三男マックス君は今夏、神経障害の一種であるギラン・バレー症候群を発症し、一時は立つことや呼吸困難な状況に。入院して治療を受け、8日間のICU(集中治療室)での治療をへて8月3日に退院した。