ギータが4年ぶりの日本一宣言だ!ソフトバンク柳田悠岐外野手(36)が21日、日本シリーズ(26日開幕)へ「いい形で終わりたい」と頂点を見据えた。相手はDeNAに決定。自身は過去6度の大舞台を経験し、いずれも日本一と短期決戦では負け知らずだ。…

ギータが4年ぶりの日本一宣言だ!

ソフトバンク柳田悠岐外野手(36)が21日、日本シリーズ(26日開幕)へ「いい形で終わりたい」と頂点を見据えた。相手はDeNAに決定。自身は過去6度の大舞台を経験し、いずれも日本一と短期決戦では負け知らずだ。今季は5月に右太もも裏を負傷し、レギュラーシーズン最終盤に戦列復帰した。CSファイナルステージは全3試合にスタメン出場。完全復活した背番号9が一戦集中で頂上決戦を制す。

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柳田の一振りにも、自然と気合が入る。日本シリーズに向け、本拠地で全体練習に参加。「うあぁ!」とうなり声を上げ、ティー打撃でフルスイングする。フリー打撃では快音を連発。セ・パ頂上決戦に向け「勝ちたいです。勝ちたいです」を連呼。4年ぶりの日本一奪還へ、勝利への欲求をたぎらせた。

自身は過去6度の日本シリーズを経験し、いずれもチームは日本一と負け知らず。シリーズ通算打率は2割9分5厘(112打数33安打)、3本塁打、17打点。得意、不得意なイメージも「ないです。普通」とサラリ。意識するのはただ1つ。「1試合1試合のつもりで。今までと変わらない」と気負わない。一戦集中を強調し、最後の短期決戦に臨む。

今季は5月に右太もも裏を負傷した。全治約4カ月の診断を受け、レギュラーシーズン最終盤に戦列復帰。CSファイナルステージは全3試合にスタメン出場した。右翼の守備も解禁し、完全復活を印象づける姿を見せた。「またチャンスをいただいたので」。4年ぶりのリーグ優勝時には間に合わなかった。うれしさ半面、もどかしさもあった。ケガに泣いた1年をいい形で締めくくるためにも、「しっかり1試合目から入れるように」。シリーズ男がひと暴れするつもりだ。

攻守での活躍が期待される。右足首を負傷していた近藤は患部を考慮してしばらくは「打」に専念する見込み。「DH制」のないセ本拠地開催となる1、2戦目は現状で代打待機が濃厚。ホームでは「指名打者」で出場する予定で、柳田はCSに続き「右翼」で出場することになる。村松打撃コーチは「(全試合で)守ってもらわないと困る」ときっぱり。背番号9は入念に外野守備も行い、調整にぬかりはない。「最後いい形で終わりたい」。打って、守って、チームの日本一で大団円を迎える。【佐藤究】