アルビレックス新潟のMF奥村仁(23)が、リーグ戦6試合ぶり勝利の立役者になる。20日、ルヴァン杯決勝進出に伴い開催日が変更となった23日ホーム東京ヴェルディ戦(変更前・11月3日)に向けた練習に参加。ミニゲームではキレのあるドリブルからゴ…

アルビレックス新潟のMF奥村仁(23)が、リーグ戦6試合ぶり勝利の立役者になる。20日、ルヴァン杯決勝進出に伴い開催日が変更となった23日ホーム東京ヴェルディ戦(変更前・11月3日)に向けた練習に参加。ミニゲームではキレのあるドリブルからゴールを決めるなど調子の良さを松橋力蔵監督(56)に猛アピールした。

ピッチ中央で攻撃にアクセントを加えるアタッカーだが、後半途中投入された18日横浜F・マリノス戦(0-0)は「あまりやったことはない」という左MFに入った。普段とは違う位置から守備のやり方に迷う部分は多少ありながらも、中央への持ち出しから惜しいシュートを放つなど万能性を示した。「攻撃ではカットインも背後も取れるので、自分の中ではやりやすかった」と手応えもつかんでいる。

関西福祉大から新加入した今季は、途中、左足首のケガで離脱がありながらも公式戦19試合出場で3得点をマークする。それでも「ゴールが欲しい」と貪欲だ。相手の東京Vは5バック気味のシステムを採用。「人に強く来る分、スペースも出来ると思うので、そこをうまく取っていきたい」。オフェンスでかき乱すイメージを膨らませながら、準備を進める。【小林忠】