「JERA CSセ・ファイナルS・第5戦、巨人1-0DeNA」(20日、東京ドーム) 4年ぶりのリーグ制覇を果たした巨人が2連勝。第1戦から3連敗を喫し、崖っぷちに立たされたが、これでリーグ優勝のアドバンテージを含めて3勝3敗とし、逆王手…

 「JERA CSセ・ファイナルS・第5戦、巨人1-0DeNA」(20日、東京ドーム)

 4年ぶりのリーグ制覇を果たした巨人が2連勝。第1戦から3連敗を喫し、崖っぷちに立たされたが、これでリーグ優勝のアドバンテージを含めて3勝3敗とし、逆王手をかけた。

 五回に伏兵の一発で先手を取った。先頭打者の中山が、2番手としてマウンドに上がったばかりの山崎の147キロストレートを捉え右翼スタンドにたたき込んだ。その瞬間、若武者は右腕で力強くガッツポーズをしてみせた。ここまでレギュラーシーズンでは0本塁打の若武者が大一番で貴重な先制アーチを放った。

 先発した山崎伊は立ち上がりから走者を背負いながらも粘り、6回1/3を6安打無失点で降板した。今季2年連続2桁勝利をマークした右腕は自身ポストシーズン初登板。1-0の七回には1死後桑原に左前に運ばれ、左翼手・オコエが後ろにそらした(記録は三塁打)。ここで阿部監督が降板を決断。2番手に高梨を投入した。

 七回は1死三塁の場面で、森敬の中前に抜けそうな痛烈なゴロを遊撃手・門脇が好捕し、本塁に返球してアウトにした。大ピンチの、この回もチーム一丸となって無失点で切り抜けた。