米球界からも注目を集める佐々木。今季は2桁勝利を達成した(C)Getty Images ロッテ・佐々木朗希の動向について、米メディアから関心が寄せられている。 フィリーズ専門サイト『Philly Sports Network』は現地時間10…

 

米球界からも注目を集める佐々木。今季は2桁勝利を達成した(C)Getty Images

 

 ロッテ・佐々木朗希の動向について、米メディアから関心が寄せられている。

 フィリーズ専門サイト『Philly Sports Network』は現地時間10月19日(日本時間20日)、「フィリーズはNPBのスーパースター、ロウキ・ササキ獲得に『全力』を尽くす必要がある」と題した記事を配信。地元球団のフィリーズに対し、将来的なMLB挑戦を希望している佐々木の獲得を進言した。

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 同メディアは佐々木の経歴について「彼はショウヘイ・オオタニの高校最速記録である時速101マイルの投球を破り、2019年にロッテからドラフト1位で指名された」と紹介。さらに、2022年4月10日に13者連続三振を含む19個の三振を奪い、史上16人目となる完全試合達成したことを伝えると、今季からドジャースに所属する山本由伸の名前を挙げて「彼はMLBに来る前のヨシノブ・ヤマモトよりも遙かに速い球を投げている」と令和の怪物を絶賛した。

 フィリーズのチーム事情を考えると「先発投手を『必要』としていない」としながらも、「ササキは余裕を持たせるべき選手だ。彼はヨシノブ・ヤマモトよりも良い投手に見え、まだ22歳だ。もし、ササキがマリーンズからポスティングされるなら、フィリーズは彼と契約するために全力を尽くさなければならない。彼はNPBから出てきた最高の投手候補だ」と、またも山本と比較して佐々木獲得を進言した。

 一方、同メディアは佐々木がポスティングシステムを使って他球団と争奪戦になった場合、「フィリーズにとっては厳しい戦いになるだろう」と予想。大谷と山本が所属するドジャースやヤンキース、千賀滉大の所属するメッツが優位に立つと伝えた。

 佐々木は今季、離脱を挟みながらも自身初となる2桁勝利を達成した。着実に力をつけている令和の怪物は、今オフも注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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