第77回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)は19日、静岡市の草薙球場とちゅ~るスタジアム清水で1回戦があった。岐阜第一(岐阜3位)は8―1で掛川西(静岡2位)を破り、中京(岐阜2位)は名古屋たちばな(愛知3位)を4―1で…

 第77回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)は19日、静岡市の草薙球場とちゅ~るスタジアム清水で1回戦があった。岐阜第一(岐阜3位)は8―1で掛川西(静岡2位)を破り、中京(岐阜2位)は名古屋たちばな(愛知3位)を4―1で下して準々決勝に進んだ。20日は4強をかけて草薙球場で中京が常葉大菊川(静岡1位)と、岐阜第一が海星(三重1位)と対戦し、ちゅ~るスタジアム清水で大垣日大(岐阜1位)が中京大中京(愛知2位)と戦う。(高原敦)

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 六回2死一、三塁の好機。岐阜第一の橋詰琥大郎選手(1年)が左翼線にだめ押しの適時二塁打を放った。

 死球で負傷退場した酒井昊選手(2年)の代打。「よくしてもらっている酒井さんのためにも打つ」。変化球をはじき返すとベンチは大歓声。「最高の気持ちでした」

 公式戦2本目の安打。打撃を評価されている。「課題の守備を鍛え、スタメンを取りたいです」

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 五回2死満塁の好機に中京の4番小原輝也選手(2年)が打席へ。直球を待っていたが、「変化球に体が勝手に反応した」。3点適時二塁打を放ち試合を決定づけた。

 元々は投手だったが、夏前に打撃に専念。「森友哉選手(オリックス)のように打率が良く本塁打も打てる主砲」を目指す。「好機に1本を打って仲間を勇気づけられる4番になりたい」