プロバスケットボールBリーグ3部(B3)の東京八王子ビートレインズに今季、新たな戦力が加わった。米国出身で身長203㌢のチャールズ・アレン・ギル・ジュニア選手(29)。来日2カ月余りで早くもチームの中心的な存在になっている。 18日夜にホ…

 プロバスケットボールBリーグ3部(B3)の東京八王子ビートレインズに今季、新たな戦力が加わった。米国出身で身長203㌢のチャールズ・アレン・ギル・ジュニア選手(29)。来日2カ月余りで早くもチームの中心的な存在になっている。

 18日夜にホームのエスフォルタアリーナ八王子であったさいたまブロンコス戦。22得点を挙げてチームを90―82の勝利に導き、この試合のMVPに選ばれた。

 メリーランド大学を卒業後、米プロNBA下部組織のGリーグや欧州を中心にプレー。8月にビートレインズに加わった。「来日前から日本の印象はよかったし、日本で活躍している友人も多かった」。日本語は勉強中でまだよくわからないが、街中でファンから声を掛けられることもあるという。

 チームは今季、プロリーグ参入10年目の節目の年にあたるが、18日現在で全17チーム中12位。19日の試合は敗れた。「試合結果には満足していない。自分はまだまだ行けるし、チームももっと成長できる。ここでできるだけ長くプレーできるよう頑張りたい」と意気込んでいる。

 同チームには、朝日新聞ASA八王子ブロックが冠スポンサーとして協力している。Bリーグは2026~27年シーズンから、現在のB1を「Bリーグ・プレミア」(Bプレミア)、B2を「Bリーグ・ワン」(Bワン)などに刷新する。今季はその参入の審査となる最終の年で、八王子はBワンを目標に、ホームの全試合で2階自由席を先着千人無料で招待するなど、集客に力を入れている。(上田学)