<明治安田J1:柏1-1町田>◇第34節◇19日◇三協F柏3位のFC町田ゼルビアが、土壇場で追いついた。後半50分にMF下田北斗がPKから同点でゴールを決め、アウェーで柏レイソルと1-1と引き分けた。3連敗は免れたが、4試合の勝ち星なしとな…
<明治安田J1:柏1-1町田>◇第34節◇19日◇三協F柏
3位のFC町田ゼルビアが、土壇場で追いついた。後半50分にMF下田北斗がPKから同点でゴールを決め、アウェーで柏レイソルと1-1と引き分けた。3連敗は免れたが、4試合の勝ち星なしとなった。
立ち上がりからMFマテウス・サビオを軸とする柏の攻撃に押し込まれる展開が続いた。決定機まで持ち込めない状況が続く中、前半37分にFW藤尾翔太が鮮やかなボレーシュートを放った。DFドレシェビッチの縦パスにDFライン裏に抜け出し、後方からのボールに右足で合わせるスーパープレーを披露。柏GK松本健太のファインセーブに阻まれたが、得点機を1本作った。
後半に入ると、さらに押し込まれる展開が続いた。そして後半18分、CKからMF手塚康平がゴール前へ送ったボールにGK谷晃生が相手FW木下康介と競り合い、ボールをファンブル。ファーサイドへ浮き球で流れたところをFW細谷真大に頭で押し込まれ、先制点を許した。
直後に両サイドのアタッカー、MF相馬勇紀を藤本一輝に、MFバスケス・バイロンをナ・サンホに代えて反撃を試みた。さらに同21分には2トップのオ・セフン、藤尾を下げて、デューク、中島裕希にセット替え。劣勢からの打開を図った。
デュークの頭を目がけたロングパスを中心に柏ゴール前に押し込み得点を狙ったが、立田悠悟、古賀太陽を中心とした柏の守りを崩せず。後半44分にはFW藤本がペナルティーエリア内で柏FWフロートに倒された。いったんプレーは流れたが、VARでファウルが確認されPK判定に。これを同50分に下田がゴール右に決めて1-1の同点とし、試合は終了した。
それでも1時間遅れて始まった試合で首位のサンフレッチェ広島が敗れたため、広島とは勝ち点5差に縮まり、優勝戦線に踏みとどまった。