<第101回箱根駅伝予選会>◇19日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)東海大は11時間3分39秒の14位に終わり、本戦出場権を逃した。連続出場は11回でストップした。ゴール手前約…

<第101回箱根駅伝予選会>◇19日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)

東海大は11時間3分39秒の14位に終わり、本戦出場権を逃した。連続出場は11回でストップした。

ゴール手前約20メートルで、悲劇が起こった。ロホマン・シュモン(3年)が脱水症状で倒れ込んだ。這いつくばるようにして進み、1度は立ち上がったものの、再び足がもつれるように倒れこんだ。係員から「×」印が出され、無念の棄権。車いすでコースをあとにした。

チームは17・4キロ通過地点では8位に位置していた。ロホマンの前にすでに9人がゴールしており、あと1人を待つのみだった。

10人目として越陽汰(4年)が1時間12分29秒でゴール。10位の順大には2分14秒届かなかった。ロホマンが車いすに乗せられたのは1時間8分56秒ほど。仮に問題なくゴールできていたら、本戦出場権を獲得できた可能性が高い。

ただ、花岡寿哉(3年)は「あのコンディションで、チームのために最後よく頑張ってくれた。強くは言えない」とおもんぱかった。レース後に両角速監督(58)から「ロホマンがラスト10メートルくらいで倒れてゴールできなかった」と伝えられ、選手たちには動揺が走ったと明かした。

6月の全日本大学駅伝の関東地区選考会ではトップで通過。花岡は「チームでも(全日本)で1位だからと、箱根に行ける雰囲気があった。甘えていたところがあった」と悔やんだ。箱根を逃し「切り替えるのは大変だけど、全日本まで気持ちを切らさずに頑張りたい」と次なる戦いに目を向けた。【飯岡大暉】