◆報知新聞社後援 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(19日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ) 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=来年1月2…

◆報知新聞社後援 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(19日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=来年1月2、3日)の予選会(報知新聞社後援)は、19日に東京・立川市で行われる。午前9時35分に43校の選手(各校10~12人)がハーフマラソンを一斉スタート、上位10人の合計タイムで争い、上位10校が本戦の出場権を獲得できる。秋の立川を勝ち抜いた先に、新春の箱根路が待っている。

 個人トップ争いの本命は東京国際大のエティーリ(2年)だ。昨年は転倒して12位に終わったが、本来の力を発揮すれば、自身が持つ59分32秒の日本学生記録を更新する可能性もある。前回の個人1~3位となった日大のキップケメイ(2年)、日本薬科大のキプルト(2年)、山梨学院大のムトゥク(3年)がエティーリに続く力がある。

 日本人トップ候補は前回個人11位、日本人2位だった中央学院大の吉田礼志(4年)だ。川崎勇二監督(62)は「エティーリやキップケメイ以外の留学生となら勝負できる」と期待する。前回個人19位だった日体大の山口廉(4年)、本戦3区8位だった立大の馬場賢人(3年)、復調した東海大の越陽汰(4年)、3年前の出雲駅伝で優勝メンバーとなった東京国際大の佐藤榛紀(4年)らが日本人上位集団を形成するだろう。ハーフマラソン初挑戦となる中大の岡田開成、順大の永原颯磨ら未知数の潜在能力を秘めるルーキーの走りも注目される。

 前回、日本人1位で東農大の10年ぶり復活出場の立役者となった、前田和摩(2年)が欠場することは残念。万全であれば、外国人留学生とトップ争いし、三浦龍司(当時順大、現スバル)が持つU20日本記録(1時間1分41秒)の更新も期待された。世界を狙える逸材だけに故障を治し、完全復活が待たれる。