「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、巨人-DeNA」(18日、東京ドーム) 2連敗中の巨人が二回、4番・岡本和の特大アーチで先制点を奪った。 この回、先頭で打席に立つと、DeNAの先発・吉野に対して1ストライクから2球目、2球続いた…

 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、巨人-DeNA」(18日、東京ドーム)

 2連敗中の巨人が二回、4番・岡本和の特大アーチで先制点を奪った。

 この回、先頭で打席に立つと、DeNAの先発・吉野に対して1ストライクから2球目、2球続いた直球を見逃さなかった。見送ればボール球だったが、高めに浮いた146キロをフルスイング。高く放物線を描いた打球は、ゆっくりと左翼スタンドに到達した。

 打った瞬間、ホームランを確信した岡本和、ゆっくりと歩きながらボールの到達点を確認。表情を変えずにダイヤモンドを一周した。

 巨人は初戦完封負け、2戦目も1得点で2連敗。3戦目は打線を大幅に変更して臨んでいる。

 初回は先頭の長野が空振り三振、続くオコエも空振り三振に倒れた。それでも丸がしぶとく中前に運び、4番・岡本和の前に走者を置いた。

 ここで1-1から3球目、丸がスタートを切った。わずかにタイミングが早かったか、盗塁に築いた吉野がプレートを外し、挟殺プレーでタッチアウト(盗塁死)になった。

 シーズンでは幾度となく、丸の好走塁から得点を生んだ。2連敗とチームが苦しむ中、積極走塁で現状打破を狙った形だが、惜しくも成功できなかった。