「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、メッツ2-10ドジャース」(17日、ニューヨーク) ドジャースが敵地で連勝し、通算3勝1敗とした。4年ぶりのリーグ優勝&ワールドシリーズ進出に王手をかけた。18日に同地で行われる第5戦に勝利すれば決定。負け…

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、メッツ2-10ドジャース」(17日、ニューヨーク)

 ドジャースが敵地で連勝し、通算3勝1敗とした。4年ぶりのリーグ優勝&ワールドシリーズ進出に王手をかけた。18日に同地で行われる第5戦に勝利すれば決定。負ければ20日にロサンゼルスに戻って行われる第6戦にもつれこむ。

 大谷翔平選手は「1番・指名打者」で出場し、先頭打者弾を含む3打数1安打1本塁打1打点3四球をマーク。4出塁で4得点を記録した。

 大谷は初回の第1打席で先頭打者本塁打。前日の最終打席からの2打席連続弾で、25打席走者なし無安打の呪縛から解き放たれた。第2打席は四球を選び、その後、4番エドマンの適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。

 四回の第3打席は2打席連続の四球となった。その後、ベッツはレフトへの適時二塁打で、一塁から快足を飛ばして一気に生還した。六回の第4打席はストレートの四球。これで先頭打者弾後は勝負を避けられて3打席連続四球だったが、直後にベッツの2ランが飛びだし、大谷はこの日4度目の生還となった。

 2死一、二塁の好機で迎えた七回の第5打席は二ゴロに倒れた。2死満塁の好機で迎えた八回の第6打席は見逃し三振に終わった。

 打線は4安打4打点1本塁打のベッツを中心に爆発。12安打10得点を奪い、敵地シティフィールドは試合終了を前に帰るメッツファンが続出し、九回には空席だらけでガラガラになる異様な光景となった。

 山本由伸投手はポストシーズン3度目の先発のマウンドに立ち、4回1/3で73球4安打2失点1被本塁打8奪三振で降板。山本は大谷翔平の先頭打者弾で1点を先制した直後の立ち上がりで、2番ビエントスにセンターへのソロ本塁打を浴びて同点に追いつかれた。153キロの直球を運ばれた。ボールにはキレがあり、2回までの6つのアウトのうち5つを三振で奪う快投だったが、再び味方が2点のリードを奪った直後の三回に1死満塁のピンチを招き、併殺崩れの間に1失点。当初は併殺判定で大谷もベンチでだったが、ビデオ判定で覆った。ただ、後続は断って、1点のみで食い止めた。

 五回に先頭打者のアルバレスに死球。その後のリンドアを三振に打ち取り、交代となった。