◆りそなB1リーグ▽第2節 レバンガ北海道59-68長崎(12日・よつ葉アリーナ十勝) 東地区のレバンガ北海道は西地区の長崎に59―68で敗戦。ホーム開幕戦3年連続の黒星で、開幕3連敗を喫した。前半をリードして折り返すも、新加入のSG盛実海…

◆りそなB1リーグ▽第2節 レバンガ北海道59-68長崎(12日・よつ葉アリーナ十勝)

 東地区のレバンガ北海道は西地区の長崎に59―68で敗戦。ホーム開幕戦3年連続の黒星で、開幕3連敗を喫した。前半をリードして折り返すも、新加入のSG盛実海翔(27)、SG星野京介(25)が相次いで負傷退場。第3、4クオーター(Q)合わせて20得点に終わり、逆転負けした。

 後半の失速で、3013人が駆けつけた会場はため息に包まれた。帯広で13年ぶりのホーム開幕戦を白星で飾れず、小野寺龍太郎HC(42)は「すごくいい雰囲気の会場をつくっていただいたので、なんとか勝ちたかった」と肩を落とした。

 外国籍選手初の主将を務めるSG/SFドワイト・ラモス(26)が前節島根戦で右足を負傷。新外国人のPFテリー・アレン(30)もコンディション不良で主力2人を欠く中、試合序盤は湧別町出身のSG/SF関野剛平(30)の2連続3Pなどで勢いに乗り、第1Q途中でこの日最大の11点をリード。前半を39―38で折り返したが、アクシデントで流れを失った。

 第2Q終了後、スタメンに名を連ねていた盛実に加え、星野も険しい表情を浮かべながらコートを後にした。第1節でプレータイムの少なかった選手でカバーを試みたが、第3Qはわずか7得点。PG寺園脩斗(30)がチーム最多13得点と奮闘したが、第4Qはこの日18個を記録したターンオーバーなどのミスが相次ぎ、一気に突き放された。

 開幕3戦で早くも4人が離脱する苦しいチーム状況となった。ラモスの復帰時期について「今週のゲームは難しい」と小野寺HC。他3人についても13日の試合出場は微妙な状況だ。10得点を挙げた関野とともに、今季B1で最も若い(平均年齢26・1歳)チームを引っ張る日本人最年長の寺園は「他の選手のステップアップが今後のカギになる。この流れを変えてやるっていう気持ちで、チーム全員でやっていきたい」と巻き返しを誓った。

(島山 知房)