「SVリーグ男子、サントリー-大阪B」(11日、東京体育館) バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」は、高橋藍らが所属するサントリーと、西田有志ら擁する大阪ブルテオンの試合で開幕する。パリ五輪代表が激突する好カードに、試合開始前から…

 「SVリーグ男子、サントリー-大阪B」(11日、東京体育館)

 バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」は、高橋藍らが所属するサントリーと、西田有志ら擁する大阪ブルテオンの試合で開幕する。パリ五輪代表が激突する好カードに、試合開始前から会場周辺は盛り上がりを見せている。

 千駄ケ谷駅周辺は試合スタート2時間前から人であふれかえり、東京体育館の敷地内に入れば長蛇の列が目立った。グッズ売り場は約2時間待ち。さらに高橋藍、西田有志が描かれたポスターや、旗の前にも写真待ち列ができていた。

 群馬県から来た20代姉妹は、高橋藍の背番号「12」のユニホームを着用して来場した。日本代表の活躍を見て約4年前からファン。パリ五輪はテレビで観戦したという。最も印象に残っているのは、準々決勝のイタリア戦。「号泣しました」と、大接戦を末に敗れた好勝負を姉妹で見届けた。

 サントリー、大阪ブルテオンはともに大阪がホームだが、開幕戦が東京開催のため、初めて生で高橋藍を見る機会に恵まれた。「めちゃくちゃ応援したいと思います」と目を輝かせた。

 埼玉から来た20代男性は、西田有志のタオルや、ユニホームなどを購入して応援の準備は万全。開幕戦チケットは販売開始から約90分で売り切れるほど大盛況だったが、携帯、タブレット、友人の携帯を3つ並べて待機し、「(携帯を)タップしまくって、前から7~8番目くらい」の“良席”を購入できたという。「豪快なサーブと、感情を爆発させるところが見たいです」と、西田のプレーに胸を躍らせた。