今夏のパリ五輪で新競技として行われたブレイキン女子で初代金メダリストに輝いたAMIこと湯浅亜実(25)が10日、都内で行われたビジネスイベント「Docusign Momentum24 Tokyo」に特別ゲストとして呼ばれ、トークとともにダ…

 今夏のパリ五輪で新競技として行われたブレイキン女子で初代金メダリストに輝いたAMIこと湯浅亜実(25)が10日、都内で行われたビジネスイベント「Docusign Momentum24 Tokyo」に特別ゲストとして呼ばれ、トークとともにダンスも披露した。

 世界一の“B”ガールとして、この日はビジネスの“B”とばかりに偉大なる場違いのパフォーマンスを見せつけた。電子契約大手のドキュサイン社によるイベントで、アラン・ティゲセンCEOや日本法人代表取締役社長の竹内賢佑氏らによる基調講演で真面目なプレゼンが行われた後、壇上に上がったのはストリートカルチャーをレペゼンする五輪女王。トークセッションではパリ五輪以降の海外での活動や国内の反響を振り返りつつ、「日本に帰ってきてから、五輪を通して知ってくださった方に(街で)声を掛けてもらったり、テレビや広告などでブレイキンを身近に感じてもらえた。ブレイキンをやっている人に(活躍する場の)選択肢が増えた」と胸を張った。

 講演イベントの締めくくりとしてダンスを披露することになったが、電子契約大手とあって、竹内社長は「ダンスを披露していただく“同意書”にドキュサインで署名していただきたいです」と提案。珍しい光景に、硬い雰囲気だった会場も爆笑に包まれる中、湯浅はタブレットを使って契約書に署名し、「これなら、どこからでもサインできるからいいですね」と利便性に太鼓判を押した。

 最後は世界を席巻したキレッキレのパフォーマンスを披露し、同社のティゲセンCEOらも大喜びで拍手喝采。湯浅は今後の展望として「まだ明確に何をしていきたいかはハッキリ見えてない状態だが、まだまだ走り続けたいし、自分のブレイキンを磨きたい。若い子たちにも(広い)世界が見えるように、選択肢が広がるシーンにしていきたい」と語った。