ビシエドの争奪戦が注目される(C)産経新聞社  中日を今季限りで退団するダヤン・ビシエドの“争奪戦”がスタートしていると全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が伝えている。【関連記事】…

 

ビシエドの争奪戦が注目される(C)産経新聞社

 

 中日を今季限りで退団するダヤン・ビシエドの“争奪戦”がスタートしていると全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が伝えている。

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 同記者は従来からキューバ系選手の移籍情報に精通していることで知られる。

 9日、自身のX(旧ツイッター)に「情報筋によると、ビシエドは2025年、中日に復帰する予定はない。少なくとも4つのNPBチームが交渉中だ」と伝えた。

 今季35歳シーズンとなったビシエドは開幕1軍入りを果たせず、1軍出場試合は15試合、本塁打は1本にとどまり、9シーズン在籍した中日からの退団が決まっていた。キューバに帰国する際は日本球界での現役続行を希望していた。

 2016年から9シーズンで通算958試合に出場して打率「.287」、139本塁打、549打点を記録している。野球に真摯に取り組む姿勢も評価されている。

 近年は一定のゾーンを打てないこともクローズアップされているが、一発のある強打の一塁手を求める球団は複数上がる。

 特に今季は貧打にあえいだ西武、広島もともに助っ人野手陣がふるわなかったとあって、水面下の動きが注目されそうだ。

 現在の高年俸(推定=3億5000万円)キープは望めないだろうが、一定のダウンを飲み込むようであれば、選択肢は広がる。獲得を望む球団にとっても、日本球界に精通しており、日本人選手扱いであることも編成上は有利に働きそうだ。

 かつては首位打者、最多安打のタイトルも獲得。持前の勝負強い打撃を来季も日本で見せられるか。オフの主役の1人であることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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