「卓球・アジア選手権」(9日、アスタナ) 女子団体決勝が行われ、張本美和(16)、平野美宇(24)、伊藤美誠(23)の3人で臨んだ日本が、世界最強の中国を3-1で撃破して2大会ぶりに優勝した。同大会で、決勝で中国を破って頂点に立つのは19…

 「卓球・アジア選手権」(9日、アスタナ)

 女子団体決勝が行われ、張本美和(16)、平野美宇(24)、伊藤美誠(23)の3人で臨んだ日本が、世界最強の中国を3-1で撃破して2大会ぶりに優勝した。同大会で、決勝で中国を破って頂点に立つのは1974年大会以来、50年ぶりの歴史的快挙となった。

 衝撃的な大番狂わせの立役者は16歳の張本だった。第1試合で、いきなり世界ランク4位の王芸迪を3-2で破って先勝。第2試合は伊藤が同1位の孫穎莎にストレート負けし、第3試合は平野が6位の陳幸同に3-1で勝利。王手を懸けると、第4試合で張本が中国最強エースの孫穎莎から3-2で自身初の大金星を挙げ、劇的な優勝を決めた。

 中国に対しては、今年2月の世界選手権団体戦決勝で早田ひな、平野、張本で中国に挑み、2-3と惜敗。今夏のパリ五輪団体決勝では、早田、平野、張本で挑んだものの、1勝も挙げられずに0-3で完敗していた。今大会はエース早田が左腕の故障明けのため、団体戦には出場しなかった。