パリパラリンピックの車いすラグビー日本代表で、日本初の金メダル獲得に貢献した福岡県内クラブチーム所属の乗松聖矢選手(34)と草場龍治選手(23)がこのほど、県庁で服部誠太郎知事に成果を報告した。 熊本県荒尾市出身の乗松選手は過去の2大会で…

 パリパラリンピックの車いすラグビー日本代表で、日本初の金メダル獲得に貢献した福岡県内クラブチーム所属の乗松聖矢選手(34)と草場龍治選手(23)がこのほど、県庁で服部誠太郎知事に成果を報告した。

 熊本県荒尾市出身の乗松選手は過去の2大会で銅メダル。「(金メダル獲得は)かなわないのかな、と思ったこともあった」と振り返ったうえで、今回の結果が「心からうれしい」。

 初めてのパラ大会だった福岡県朝倉市出身の草場選手は、今までの努力が「ずっしり」詰まっているという金メダルを首から提げ、「最高の仲間と最高の結果を出せた」。2人は今後、経験を若い世代に伝える活動にも力を入れていくという。

 服部知事は、パリでの乗松選手の粘り強いブロックや草場選手のトライに触れ、「県民にとっても誇らしい、大成果を上げてくれた」とたたえた。(石垣明真)