◆プロバスケットボール▽りそなBリーグ 第1節千葉J―宇都宮(6日、千葉・ららアリーナ東京ベイ) 世界最高峰のNBAで6シーズンをプレーし、今季から千葉Jに新加入した渡辺雄太が、宇都宮戦に先発出場。第1クオーター途中に左足首を痛めて、負傷交…

◆プロバスケットボール▽りそなBリーグ 第1節千葉J―宇都宮(6日、千葉・ららアリーナ東京ベイ)

 世界最高峰のNBAで6シーズンをプレーし、今季から千葉Jに新加入した渡辺雄太が、宇都宮戦に先発出場。第1クオーター途中に左足首を痛めて、負傷交代のアクシデントに見舞われた。

 渡辺はこの日、速攻からレイアップで両チーム初得点を挙げると、続けて3ポイントシュートも沈め好スタート。だが、同Q残り3分56秒、右コーナーで3点シュートを放った後、着地で左足首を負傷。眉間にしわを寄せ、左足首を押さえながら苦悶の表情でコートにうずくまった。超満員の会場も静まり、凍り付いた。その後はベンチに戻ったが、渡辺は頭からタオルを被り、スタッフに支えられながら会場を後にした。

 渡辺は9月15日に新本拠地・ららアリーナ東京ベイで開催されたSR渋谷とのプレシーズンマッチで一足先に“デビュー”し、15分44秒出場して7得点。次は9月21日の天皇杯2次ラウンド1回戦の鹿児島戦で移籍後初の“公式戦デビュー”を果たした。また、5日には開幕の宇都宮戦に先発出場し、ついに“Bリーグデビュー”。16得点、8リバウンド、1アシストを記録し、延長の末の勝利に大いに貢献した。

 今オフには渡辺を巡り、約20チームが動いた史上最大規模の“争奪戦”が繰り広げられ、最終的には千葉Jが獲得。8月下旬に行われた会見で渡辺は、「どのチームも魅力的なオファーをくださった」と感謝し、その中で「どこよりも千葉Jが熱量をくださったかなと感じている。このユニホームを着てプレーできることは光栄。優勝を目指して頑張っていきたい」と語っていた。