白星発進――。バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズは3日の開幕戦で、昨季の覇者広島ドラゴンフライズとオープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)で対戦した。新加入選手の活躍もあり、82―53で快勝した。 会場は約5千人の観客で埋まっ…

 白星発進――。バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズは3日の開幕戦で、昨季の覇者広島ドラゴンフライズとオープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)で対戦した。新加入選手の活躍もあり、82―53で快勝した。

 会場は約5千人の観客で埋まった。試合前のあいさつで、リーグの島田慎二チェアマンは、サンダーズを「最も勢いのあるクラブの一つ」と評価した上で、「ドラマが始まります」と今季のリーグ開幕を宣言した。

 試合では、先取点こそ許したサンダーズだが、新加入の藤井祐真選手の3点シュートなどで得点を重ねて36―26で前半を終了。後半も同じく新加入の細川一輝、ヨハネス・ティーマン両選手が活躍し、勝利につなげた。

 チーム最多の3本の3点シュートを決めて、チームに流れを呼び込んだ細川選手は試合後、「良い流れを作ろうとプレーした。ノーマークで打つことができたのは、チームのみんなのおかげだと思っています」と振り返った。カイル・ミリングヘッドコーチは「ディフェンスが素晴らしかった。さらに磨いてシーズンを戦っていきます」。ファンとの関係性が大事とし、観客とともに日本語で「群馬一丸」と叫んだ。

 辻直人主将は「昨季は連敗からのスタートだったので、勝利できて良かった」と喜びつつ、「全員で守り、攻撃でも誰かが動くとみんなが動く。これまで目指してきたことができるようになった」。5日は再度、広島と対戦する。「連勝していいスタートを切りたい」と意気込んだ。(水山和敬)