パリ五輪・パラリンピックで活躍した岡山ゆかりの選手をたたえようと、岡山市などがパレードの開催を検討している。三つの金メダルに輝いた体操の岡慎之助選手らの参加を想定。市は3日、実行委員会を開き、12月上旬の実施を決めた。 パレードの参加候補…

 パリ五輪・パラリンピックで活躍した岡山ゆかりの選手をたたえようと、岡山市などがパレードの開催を検討している。三つの金メダルに輝いた体操の岡慎之助選手らの参加を想定。市は3日、実行委員会を開き、12月上旬の実施を決めた。

 パレードの参加候補者は、体操で金メダル3個、銅メダル1個を獲得した同市出身の岡選手のほか、セーリング混合で銀メダルを手にしたベネッセ(岡山市)所属の吉岡美帆選手、パリパラの車いす陸上で銀と銅のメダルを獲得した同市在住の佐藤友祈選手ら8人。

 この日あった実行委員会の初会合では、パレード開催費として1300万円の予算案が承認された。市と県がそれぞれ650万円を負担する。今後、経済団体などにも協賛を呼びかけていくという。市によると、パレードのコースや規模などは、市側が11月中に案を示す予定だ。

 大森雅夫市長は「選手の活躍は大きな勇気と感動を与えてくれた。功績をたたえたい」。実行委の会長に就任した若林昭吾・県体操協会会長は「市民、県民に喜んでもらえるよう、混乱なく安全に遂行できるようにしたい」とあいさつした。実行委には、伊原木隆太知事の代理で県の部長も出席した。(水田道雄)