ドジャース大谷翔平投手(30)が前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成した際のボールが3日(日本時間4日)、競売でホームランボールとしては史上2番目の価値にまで上昇した。競売を行っている「ゴールディン」の公式X(旧ツイッター)によると、こ…

ドジャース大谷翔平投手(30)が前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成した際のボールが3日(日本時間4日)、競売でホームランボールとしては史上2番目の価値にまで上昇した。競売を行っている「ゴールディン」の公式X(旧ツイッター)によると、この日に入札件数が一気に増加し価格が高騰。日本時間4日午前9時35分の段階で183万ドル(約2億6500万円)になったという。

ホームランボールの史上最高価格は、カージナルスのマーク・マグワイアが1999年に放った70号のホームランボールで、300万ドル(約4億3500万円)だという。

大谷が50号本塁打を放ったのは19日の敵地マイアミでのマーリンズ戦。この試合で3本塁打を放ち、2本目で50本に到達し「50-50」を達成した。ボールは外野スタンドのファンの間で争奪戦となり、最終的に黒いTシャツを着た男性が奪いボールを手に持ちガッツポーズをする様子が映像にとらえられていた。その男性はクリス・ベランスキーさんだと伝えられており、競売に出品したのもこの男性とみられる。だが「ボールは無理やり奪われた」としてマックス・マタスさん(18)ら複数のグループが所有権を主張してフロリダ州の裁判所に提訴。さらに「最初に自分が獲得していた」としてジョセフ・ダビードフさん(32)も所有権を主張し提訴している。2つの訴訟が進行中の50号ボールがどうなるのか、注目を集めている。