ベルテックス静岡は3日、静岡市内でB2リーグの開幕節・山形戦(5、6日・山形県総合運動公園)に向けて調整した。今季新加入した208センチのアンガス・ブラント(34)が開幕ダッシュへ、ゴール下で貢献すると誓った。 本番を直前に控えて、ベテラ…

 ベルテックス静岡は3日、静岡市内でB2リーグの開幕節・山形戦(5、6日・山形県総合運動公園)に向けて調整した。今季新加入した208センチのアンガス・ブラント(34)が開幕ダッシュへ、ゴール下で貢献すると誓った。

 本番を直前に控えて、ベテラン助っ人は静かに闘志を燃やした。滋賀、香川などを渡り歩き、日本で5シーズン目を迎えるチーム最長身のセンター。「チームが変わってもやるべきことは同じ。インサイドで存在感を見せたい」。昨季はジョン・ハーラー(25)が奮闘したものの、1試合平均リバウンドは14チーム中7位タイ。課題だったゴール下の強化へ、白羽の矢が立ったのがブラントだった。

 大の親日派。「納豆以外は何でも食べるよ」。日本食は大好物で「すしはおいしい」と、生魚にも目がない。「香川時代はうどんをよく食べた」。静岡では大好きなコーヒーの店を探しながら、散策するのが楽しみのひとつになっている。

 加納誠也主将(35)と同学年でチームでは最年長。「求められる役割は何でもやる。可能な限りリバウンドを取りたい」。日本以外に母国・豪州やイタリアなど5か国でプレー経験のある助っ人がチームのために体を張る。(塩沢 武士)