「ヤクルト2-5広島」(3日、神宮球場) 広島が九回の集中打で、ビジターでの連敗を12で止めた。前日までに球団ワーストとなっていた負の連鎖を断ち切った。 1-1で迎えた九回だ。1死満塁から田村が右翼線へ勝ち越しの2点二塁打を放った。次代を…

 「ヤクルト2-5広島」(3日、神宮球場)

 広島が九回の集中打で、ビジターでの連敗を12で止めた。前日までに球団ワーストとなっていた負の連鎖を断ち切った。

 1-1で迎えた九回だ。1死満塁から田村が右翼線へ勝ち越しの2点二塁打を放った。次代を担う選手の価値ある一打にスタンドは大盛り上がり。なおも2死満塁から石原が中前へ2点適時打を放ち、一挙4点のビッグイニングでヤクルトを突き放した。

 打線は幸先よく先制点を奪った。吉村に対し、初回1死から野間が左前打で出塁。その後2死二塁となり、坂倉が右前適時打を放ち、大瀬良に援護点をプレゼントした。二回以降は10勝目を狙う右腕に対し、打線が沈黙。追加点を奪えずアウトを重ねたが、九回に集中だが生まれた。

 大瀬良は初回を三者凡退。しかし、二回以降は走者を背負った展開が続く。迎えた四回。先頭のサンタナに四球を与えると、その後2死一、二塁で中村に中前適時打を浴び、試合は振り出しに。この回でマウンドを降り、4回4安打1失点だった。以降はリリーフ陣が粘り強くバトンをつなぎ、勝機を見いだした。