「DeNA-阪神」(3日、横浜スタジアム) 阪神の大竹耕太郎投手がプロ入り初めて最終規定投球回(143回)に到達した。試合は大竹が5回を無失点で投げきり、無事に成立した。 試合前まで3回1/3と迫っていた左腕。立ち上がりから安定した投球を…

 「DeNA-阪神」(3日、横浜スタジアム)

 阪神の大竹耕太郎投手がプロ入り初めて最終規定投球回(143回)に到達した。試合は大竹が5回を無失点で投げきり、無事に成立した。

 試合前まで3回1/3と迫っていた左腕。立ち上がりから安定した投球を見せ、四回に梶原を四球で歩かせてしまったが、続く牧を中飛に打ち取って到達した。

 登板日は悪天候に悩まされることから「大雨降太郎」の異名を持つ左腕。二回の阪神攻撃中には大粒の雨が降り注ぎ、試合が中断する場面もあった。仮にノーゲームとなれば規定投球回到達は現実的に不可能となっていた中、幸いにも天候は回復。二回以降、しっかりとアウトを積み重ねた。四回には2死一、三塁のピンチもしのぎ、テンポよく5回を投げきった。

 大竹は今季も先発ローテの軸として勝利を積み重ね、2年連続の2桁勝利をマーク。現役ドラフトで阪神に移籍して以降、大きな飛躍を遂げた形になった。