陸上男子マラソンでパリ五輪代表の大迫傑(33)=ナイキ=が2日、横浜高島屋で『SGCゴールドスポンサーの大迫選手新ユニフォーム発表会』に登場した。金製品の製造・販売や貴金属の買取業務を行うSGCとゴールドスポンサー契約を締結するため、純金…

 陸上男子マラソンでパリ五輪代表の大迫傑(33)=ナイキ=が2日、横浜高島屋で『SGCゴールドスポンサーの大迫選手新ユニフォーム発表会』に登場した。金製品の製造・販売や貴金属の買取業務を行うSGCとゴールドスポンサー契約を締結するため、純金の契約書にサイン。ユニホームもお披露目した。

 ユニホームに袖を通し、「いい意味でプレッシャーをすごく感じている」と気が引き締まった様子。金と言えば、「一番目標にしているもの。小学校の時とかもずっと『一番』と手に書いて走ったりしていた。地元のマラソン大会ですけど、僕にとってもそれは変わらないと思いますね」と幼少期から目標にしてきたものだという。「僕自身ゴールドにすごく憧れがあって、マラソンでまだ1回も優勝がないので、銅じゃなくて金メダルを取りたい気持ちは感じます」と思いを語った。

 21年東京五輪は6位入賞、今夏のパリ五輪は13位だった。パリ五輪のレース後すぐに28年ロサンゼルス五輪への挑戦を明言しており、当時を「悔しかったんでしょうね」と振り返る。五輪を終え、練習拠点は米アリゾナ州フラッグスタッフから米コロラド州に「移動しようかなと思っている」と新たな環境に挑戦する予定。「集中できる環境はもちろんですし、いろんな選手が来やすいなと。競技力向上もですけど、環境をいかに後輩たちに伝えていくかで、いろんな選手がきてサポートできたらいいなと。若い選手たちも含めてサポートが今後できたら」と思い描いた。

 今後は12月のホノルルマラソンを「トレーニングの一環で走る」という。2度の大舞台を終えた33歳は「いろんな人が『30過ぎて』と思うかもしれないですけど、ここからが成熟期だと思う。オリンピックだったり世界陸上で改めて結果を出したいなと思いました」と意気込んだ。

 『横浜大黄金展』は1日~7日に横浜高島屋8階催事場で行われる。