◆男子テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン 最終日(1日、東京・有明コロシアム) シングルス決勝は、世界ランキング24位のアルトゥール・フィス(フランス)が、大会決勝で史上最多合計34ゲームの激闘を制し、大会初制覇、今季ツアー2勝目を…
◆男子テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン 最終日(1日、東京・有明コロシアム)
シングルス決勝は、世界ランキング24位のアルトゥール・フィス(フランス)が、大会決勝で史上最多合計34ゲームの激闘を制し、大会初制覇、今季ツアー2勝目を挙げた。同19位のウーゴ・アンベール(フランス)に5-7、7-6、6-3の3時間5分で逆転勝ち。20歳3か月の優勝は、1982年に18歳で制したジミー・アリアス(米国)に次ぐ大会史上2番目の若さとなった。アンベールは自身7度目の決勝で、初めて敗れた。
最後、この日、10本目のサービスエースを決めると、フィスは、その場でコート上に大の字に転がった。7月のハンブルクオープン(ドイツ)以来の優勝に、「信じられない1週間だった。言葉にならない」。1回戦で、世界7位のフリッツ(米国)、準々決勝では前年覇者のシェルトン(米国)らを下しての快進撃だった。
第2セットのタイブレイクで、マッチポイントを握られた。しかし、最大のピンチを、追い込まれたところから、起死回生のバックハンドのパスで逃れた。最終セットに息を吹き返したフィスは、4-3から相手のサービスゲームをブレイク。観客をあおり、味方につけ、優勝にひた走った。