ドジャース大谷翔平投手(30)が9月29日(日本時間30日)で2024年のレギュラーシーズン全日程を終えた。移籍1年目、昨年の右肘手術の影響で打者に専念した今季はメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」を達成するなど、数々の記…

ドジャース大谷翔平投手(30)が9月29日(日本時間30日)で2024年のレギュラーシーズン全日程を終えた。移籍1年目、昨年の右肘手術の影響で打者に専念した今季はメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」を達成するなど、数々の記録をマーク。今季の最終成績は159試合で打率3割1分、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036となり、本塁打と打点の2冠は確実となっている。大谷が今季記録した主な記録を振り返る。

◆50-50 9月19日のマーリンズ戦で6打数6安打(2二塁打3本塁打)、10打点、2盗塁を記録し一気に前人未到の「50-50」を達成。01年ショーン・グリーンの球団記録49本塁打も更新した。

◆イチロー超え 9月25日のパドレス戦で56個目の盗塁を決めてイチローの01年の日本選手記録に並び、同27日のロッキーズ戦で57個目を決めて更新。最終的に今季59盗塁とした。7月23日のジャイアンツ戦から36連続で盗塁成功しており、これは盗塁死の記録が始まった1951年以降、同一シーズでは4番目に長い。1位は89年ビンス・コールマンの44、2位は06年イチローの39、3位は75年デイビー・ロペスの38。

◆松井超え 今季130打点とし、05年松井秀喜の116打点を抜いて日本選手最多記録を更新。19日マーリンズ戦で日本選手初の1試合10打点を記録し一気に抜いた。

◆アジア記録更新 4月21日のメッツ戦で放った5号がメジャー通算176本目となり、松井秀喜の日本選手記録を更新。9月17日のマーリンズ戦で48号を放って通算219本塁打とし、韓国出身の秋信守が持っていたアジア出身選手の最多記録を更新した。

◆400塁打 9月26日のパドレス戦で3安打を放ち、メジャーでは01年以来23年ぶりのシーズン400塁打に到達。01年はサミー・ソーサが425、ルイス・ゴンザレスが419、バリー・ボンズが411、トッド・ヘルトンが402と4人が記録したが、それ以降は出ていなかった。最多は1921年ベーブ・ルースの457塁打。

◆116年ぶり 本塁打数はヤンキースのアーロン・ジャッジ(58本)、盗塁数はレッズのエリー・デラクルス(67個)に次いでともにメジャー全体で2位だった。MLBのサラ・ラングス記者によると、それぞれの部門でメジャー2位以内に入ったのは1908年ホーナス・ワグナー、1909年タイ・カッブ以来、116年ぶり史上3人目。殿堂入り初期メンバーに並ぶ記録となった。