東京五輪で個人メドレー2冠に輝くなど競泳選手として活躍し、今月に現役を引退した大橋悠依さん(28)が26日、滋賀県庁で三日月大造知事を表敬訪問した。大橋さんは彦根市生まれで、県立草津東高校出身。「滋賀県からはたくさんのサポートを受けた。応…

 東京五輪で個人メドレー2冠に輝くなど競泳選手として活躍し、今月に現役を引退した大橋悠依さん(28)が26日、滋賀県庁で三日月大造知事を表敬訪問した。大橋さんは彦根市生まれで、県立草津東高校出身。「滋賀県からはたくさんのサポートを受けた。応援は励ましになった」とふるさとへの感謝を語った。

 三日月知事は「たくさんの感動と勇気をいただいた」とねぎらった。パリ五輪では決勝に進めなかったが、大橋さんは「納得のいく挑戦だった。満足です」と振り返った。

 この秋の佐賀県での国民スポーツ大会が最後のレースとなった。「滋賀県代表として出場できて、いい締めくくりになった」と話した。来秋の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」では、「滋賀県の選手のサポートができたら」。

 「五輪2冠にたどり着き、幸せな競泳人生だった。終わってみると、さみしいという思いもある」と今の心境を披露した。今後は水泳の普及などに関わり、スポーツ栄養学の勉強もしたいという。(武部真明)