<アストロズ1-8マリナーズ>◇25日(日本時間26日)◇ミニッツメイドパーク【ヒューストン(米テキサス州)25日(日本時間26日)=四竈衛】アストロズ菊池雄星投手(33)は、今季最終登板となるマリナーズ戦に先発。6回2失点(自責0)と好投…

<アストロズ1-8マリナーズ>◇25日(日本時間26日)◇ミニッツメイドパーク

【ヒューストン(米テキサス州)25日(日本時間26日)=四竈衛】アストロズ菊池雄星投手(33)は、今季最終登板となるマリナーズ戦に先発。6回2失点(自責0)と好投したものの、移籍後初黒星となる10敗目(9勝)を喫した。その一方で、8三振を奪い、自身初、日本人投手として6人目となるシーズン200奪三振をマークした。

初回、1三振を含め3者凡退でスタート。2回、4番アロザレーナを空振り三振に仕留め、節目の200奪三振に到達した。「三振を取って四球を少なくするかは、投手にとって大事な指標。200三振はすごくうれしいです」。1-0と1点リードの6回、失策絡みで膨らんだ2死満塁のピンチから2点適時打を浴びて逆転された。移籍後、菊池の登板日で続いていたア軍の連勝記録は「9」でストップした。それでも「すごくいいフィーリングで終われた」と、すがすがしい表情で振り返った。

通算175回2/3、206奪三振は、メジャー6年目でいずれも自己ベスト。試合後は、真顔で笑った。「まだまだいけるんじゃないですか。まだ野球がうまくなっている途中。体も元気ですし、野球は33歳からじゃないですか」。ナイター明けのデーゲームでの登板でもあり、前夜の地区優勝の光景は滞在先のホテルで観戦した。「全員、ここがスタートという気持ち。あと3回、4回とシャンパンファイトができるように。楽しみにしています」。満を持して臨むポストシーズンを前に、菊池が心身ともに充実感をのぞかせた。