「広島-ヤクルト」(26日、マツダスタジアム) 9月大失速の4位・広島が最下位・ヤクルトに大量失点。五回は三塁手・小園の痛恨の適時失策もあり、一挙4失点となった。 先発・床田はピリッとせず。初回2死からサンタナに右前打を浴びると、次打者・…

 「広島-ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 9月大失速の4位・広島が最下位・ヤクルトに大量失点。五回は三塁手・小園の痛恨の適時失策もあり、一挙4失点となった。

 先発・床田はピリッとせず。初回2死からサンタナに右前打を浴びると、次打者・村上に真ん中付近に入った直球系のボールを捉えられてバックスクリーンへ先制の2ランを被弾した。前日の試合と同様にいきなり初回に先取点を奪われた。

 その後は無失点で投げ進めていた左腕だが、五回に無死一、二塁のピンチを迎えると、サンタナの併殺コースの力ないゴロを三塁手・小園がまさかのトンネル。ボールが左前へと抜け、二走の生還を許した。

 ただでさえ悪かった流れは最悪の流れとなり、村上、山田、丸山和に適時打を浴びた。床田は今季自己ワーストとなる5回8安打6失点(自責4)で降板となった。

 9月1日時点で首位に位置づけ、今季最大となる貯金14を蓄えていたチームは歴史的大失速で、試合前の時点で同月は4勝17敗。この惨状にスタンドは空席が目立つ状況。五回にミスから失点が重なると、スタンドのファンからは「ピリッとせぇや!」という怒号が飛んだ。