J1北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(31)が、スタメン復帰舞台で借りを返す。札幌は25日、ホーム・京都戦(28日)に向け、大和ハウスプレミストドームサブグラウンドで紅白戦を行った。荒野は主力組に入り、6月15日の敵地・京都戦以来、14…

 J1北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(31)が、スタメン復帰舞台で借りを返す。札幌は25日、ホーム・京都戦(28日)に向け、大和ハウスプレミストドームサブグラウンドで紅白戦を行った。荒野は主力組に入り、6月15日の敵地・京都戦以来、14戦ぶり先発の可能性が浮上した。0―2で敗れた前回の雪辱戦へ「アウェーでは負けているので、しっかりと勝てるように。チーム状況的にも落とせない一戦」と19位の現状を踏まえ、必勝を期した。

 残り7試合で勝ち点26と、残留圏の17位湘南とは6点差。7月には17位と12点差の時もあったが、逆転不可能でない位置にきた。それでも荒野は「残留できるんじゃないかという雰囲気はいいが、逆に足下をすくわれないようにと思っている。ポイントを取れてきたのは目の前の試合に全力で戦った結果。しっかりと地に足をつけてやっていきたい」と主将らしく、気を引き締めた。出場停止明けの今回、90分間集中力を保ち、3試合ぶり勝利で生き残りへとつなげる。(砂田 秀人)