パリ・パラリンピックの卓球女子シングルス(知的障害)で銅メダルを獲得した古川佳奈美選手(27)が18日、北九州市役所を訪れ、パリ大会での活躍を報告。市が特製した「全力応援ボード」の前で、武内和久市長から「北九州市民スポーツ大賞」を贈られた…

 パリ・パラリンピックの卓球女子シングルス(知的障害)で銅メダルを獲得した古川佳奈美選手(27)が18日、北九州市役所を訪れ、パリ大会での活躍を報告。市が特製した「全力応援ボード」の前で、武内和久市長から「北九州市民スポーツ大賞」を贈られた。

 古川選手は福岡市出身。北九州市小倉北区の水産加工会社工場に勤めながら練習を重ねてきた。東京大会では1次リーグで敗退したが、パリでは準決勝に進出し、銅メダルに輝いた。

 「お世話になった人にメダルを見せて、実感がわいてきた」と古川選手。「次のロス(ロサンゼルス・パラリンピック)に向けて4年間、若手に負けないよう頑張りたい」と話した。

 会場には卓球台も準備され、古川選手が武内市長を相手に得意の「しゃがみ込みサーブ」を披露した。(小島達也)