男子テニスツアー公式戦の木下グループ・ジャパン・オープンは25日から、東京・有明で開幕する。23日は試合会場でトークイベントが行われ、大会に6年ぶり出場の錦織圭(ユニクロ)と、パリパラリンピックのシングルスで金メダルを獲得した車いすの部に…

 男子テニスツアー公式戦の木下グループ・ジャパン・オープンは25日から、東京・有明で開幕する。23日は試合会場でトークイベントが行われ、大会に6年ぶり出場の錦織圭(ユニクロ)と、パリパラリンピックのシングルスで金メダルを獲得した車いすの部に出場する小田凱人(東海理化)が登場した。

 錦織はパネルに「全力」と大会への抱負を書き、小田は錦織から「早く~!」と“プレッシャー”をかけられながらも、悩んだ末に「がいせん」と記した。

 錦織は1回戦で、14年全米オープン決勝で対戦した元世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。「なるべく多く試合がしたい」と目標を掲げ、「緊張もあると思うんですけど、なるべく楽しんで、いいプレーを見せれるように。最近のプレーも良くはなってきているので、いいプレーを皆さんに見せられるように頑張ります」と意気込んだ。

 小田は“がい旋試合”となり「パラリンピック前から金メダルを取って、ここに来て試合したいなと思っていた。車いすテニス全体をもっと大きくしたい。勝つのは勝ちたいけど、めっちゃ盛り上げたい。このコートを満員にしたい」と語った。

 また、今後目指して行くものを問われると、錦織は「まず100位以内に戻って来る」と宣言し、「またトップの場所に戻って、プレーしたい気持ちはすごくある。今年もうちょっと頑張ってポイントを取って、来年しっかりまたツアーを回れるようにしたい」と見据えた。