<阪神0-1巨人>◇23日◇甲子園首位巨人を追う2位阪神が完封負けを喫し、巨人のマジックが4となった。20日DeNA戦(甲子園)以来、9月5敗目を喫し、ゲーム差は再び2に広がった。1-0で阪神が勝利した前日22日に続き、この日も投手戦となっ…

<阪神0-1巨人>◇23日◇甲子園

首位巨人を追う2位阪神が完封負けを喫し、巨人のマジックが4となった。20日DeNA戦(甲子園)以来、9月5敗目を喫し、ゲーム差は再び2に広がった。

1-0で阪神が勝利した前日22日に続き、この日も投手戦となった。

ここまで4戦4勝で臨んだ阪神先発の高橋遥人投手(28)は、6回まで散発2安打に抑える快投。初回、2回はともに3者凡退で、3回は2死二塁のピンチを背負うも丸を空振り三振に斬った。

しかし、0-0のまま迎えた6回。先頭の吉川に中前打、岡本和に左翼戦への安打と連打を浴びて無死一、三塁。ここで代打坂本に149キロ直球を捉えられ、先制の右前適時打を許した。なおも無死一、二塁で降板となり、右腕石井にスイッチ。石井は後続を断って、追加点は許さなかった。

打線は中4日で先発した巨人グリフィンを前にあと1本が出ず。初回、先頭の近本の左前打から、2死一、三塁の好機をつくるも、5番佐藤輝明内野手(25)が外のスライダーに空振り三振。3回も2死三塁としたが、佐藤輝が再び空振り三振に倒れた。

この日は巨人中継ぎ陣にも抑え込まれ、前夜とは正反対の展開となった。阪神はここから3日間試合がなく、次戦は27日広島戦(マツダスタジアム)。一気にゲーム差を縮めたい直接対決は、1勝1敗となった。

▼前日22日巨人戦に1-0で勝った阪神が、23日は0-1で敗れた。1-0勝利の次の試合に0-1敗北は、14年9月29、30日のいずれもDeNA戦で記録して以来10年ぶり。なお巨人戦に限れば、1リーグ時代も含め球団初となった。