<ドジャース6-5ロッキーズ>◇21日(日本時間22日)◇ドジャースタジアムドジャース山本由伸投手(26)が、ロッキーズ戦に先発し、3回79球、5安打3四球4三振、4失点で降板した。1試合で3四球は、メジャー17試合目でワーストとなった。交…

<ドジャース6-5ロッキーズ>◇21日(日本時間22日)◇ドジャースタジアム

ドジャース山本由伸投手(26)が、ロッキーズ戦に先発し、3回79球、5安打3四球4三振、4失点で降板した。1試合で3四球は、メジャー17試合目でワーストとなった。交代した時点では0-4だったが、その後に味方打線が反撃。サヨナラ勝ちで黒星は免れた。

初回に3失点した。1死から2番トーバーに中堅左へ詰まった安打を許すと、リズムが狂った。3番マクマーンに左前打を浴びると、4番トグリアの2球目に暴投。さらに死球を与えて満塁とし、5番ロジャースに二塁内野安打で2点を与えた。さらに6番ヒラルドに四球を与えると、ジョーンズの一塁ゴロで3点目を奪われた。スプリットをことごとく見切られた。

山本は「まずしっかりコントロールして投げられなかったので、悪いカウントで勝負することが多くなって、失点につながったと思う」と振り返った。制球を乱した原因には「フォームの部分にあると思う。ゆったりとした間というか、自分のいいフォームで投球できなかった」と分析した。スプリットを見極められた点には「見極められたボールもあったし、決め切れてないボールもありました。ストレートがいいところに決まってない部分もあった」と狙いを絞られたとした。

2回は立ち直り、2三振を奪って無失点に抑えた。スプリットの落差が光った。「いい感覚が出ているボールも何球かあったが、つかみ切れずに、リズムに乗っていけなかった。途中でいい球が何球か投げられましたが、そこから最後に失点してしまったり、いいピッチングができなかった」。3回に浴びた適時二塁打を反省した。

山本は6回、もしくは90球の予定だった。負傷者リストから復帰して3戦目。故障者続出の先発投手陣の中で、ポストシーズンでは大黒柱の働きが期待されている。「今日の登板はよくなかったですけど、体のコンディションはすごくいいですし、次の1試合に向かって、いつも通り調整していきたい」と先を見据えた。