パリ五輪の競泳男子100メートルバタフライで8位に入賞した栃木県真岡市出身の水沼尚輝選手(新潟医療福祉大職員)に県知事特別表彰(県スポーツ功労賞)が授与された。水沼選手の受賞は3回目。 水沼選手は東京大会に続く2回目の五輪で、個人種目では…

 パリ五輪の競泳男子100メートルバタフライで8位に入賞した栃木県真岡市出身の水沼尚輝選手(新潟医療福祉大職員)に県知事特別表彰(県スポーツ功労賞)が授与された。水沼選手の受賞は3回目。

 水沼選手は東京大会に続く2回目の五輪で、個人種目では初の決勝進出。競泳日本代表の主将も務めた。17日にあった授与式で福田富一知事らと懇談し、「1カ月前にはフランスに入って合宿。現地で自分の体をつくっていくことを意識し、食べ物や気候に上手に対応しながら本番に臨めた」と振り返った。4年後のロサンゼルス五輪を見据え、来年、シンガポールである世界選手権、2026年に日本で開かれるアジア大会での活躍を目標に挙げた。

 今年12月には28歳。「食事、トレーニング、リカバリー。今までとは違うアプローチをしていかなければならない年齢になってくる。そういうものを楽しみながら、ロスに向かっていければいい。今回は8位で賞状しかもらえなかった。次は首から(メダルを)かけてこられるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。(津布楽洋一)