「オリックス2-1日本ハム」(21日、京セラドーム大阪) チーム84イニングぶりの適時打から、執念のサヨナラ劇だ。杉本と渡部のタイムリーで勝ち取った一戦。CS完全消滅が迫る状況で、8連敗からの脱出だ。 1点を追う九回1死一、三塁。まずは杉…

 「オリックス2-1日本ハム」(21日、京セラドーム大阪)

 チーム84イニングぶりの適時打から、執念のサヨナラ劇だ。杉本と渡部のタイムリーで勝ち取った一戦。CS完全消滅が迫る状況で、8連敗からの脱出だ。

 1点を追う九回1死一、三塁。まずは杉本が田中正のスライダーを、中前適時打とした。試合前にレイエスと打撃談議を行った杉本は「狙い球、体の使い方を教えてもらいました」と満足げ。その後、1死満塁から渡部が右腕のフォークを右前に運ぶ決勝打を放ち「自分でもビックリ」と興奮を隠せなかった。

 久々の適時打に、中嶋監督も安ど感をにじませる。九回は西野と、この日復帰したばかりの森がチャンスメークし「こうやってつながっていくのが久々に見えたかな」とうなずいた。残り9試合。一戦必勝は変わらない。昨季までの3連覇チームが、最後まで食らいつく。